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まりものテンションがおかしな方向に走る頭の痛いブログ。
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  • 05/20/00:18

05.12.19:46

実写版映画『蟲/師』レポ

基本的にテンションで書いていくので、各役者さん敬称なしでいってます。
あと、誹謗中傷目的ではなく、個人的な感想を書きなぐってるだけなので、気になっている方は各自視聴してくださいね!!

先に言っておきますが、面白くなかった(良い笑顔)

それでは、折りたたみよりどうぞ




元々「メチャクチャ評判悪い映画を観ようの会」がオフ友の中で結成されておりまして、その会を久々にやることになりました。
今回は「蟲/師」。アニメの2期も絶賛放映中のあの作品の実写版映画。
監督は大/友/克/洋、主演オ/ダ/ギ/リ/ジ/ョ/ーとまあ「おっ」と思わせる組み合わせ。
1期のアニメも丁寧な描写に好評の声もたくさんあったはずなのに、どうにも映画レビューをざっくり見るとかなりの酷評
どんなもんか、と気になり、今回はコイツに決定しましたデデーン


観るモノが決定した数日後にDVDを中古で友人が手にいれてきてくれました。なんと200円。投げ売り状態だったそうな。
すげえ……嫌な予感がプンプンしてきてたまんねえですね!!!


さて、漆/原/友/紀による同名の漫画を原作とするこの映画。
放映当時(2007年)、ウ/エ/ン/ツの出演していた実写版「鬼/太/郎」も同時期にやっていたせいかCMを観るたびにオ/ダ/ギ/リ/ジ/ョ/ーを指さして母親がしきりに「これはウ/エ/ン/ツ?鬼/太/郎?」と聞いてきたことを思い出しました。
NOウ/エ/ン/ツ&NO鬼/太/郎。


そんなどうでもいい情報は置いておいて、原作を知っている人向けにざっくりと映画の流れをば。
ギンコとぬいの出会いからの話「眇の魚」を軸にして、「柔らかい角」「筆の海」「雨がくる虹が立つ」の3編が途中途中で挟まれてくる感じの進行形式。


バッサリ最初に言わせてもらうと、あれは「蟲/師」ではなく「俺(監督)の考えたかっこいい蟲師」だった。
あの作品を当時「スペクタクル巨編」だとかなんとかで売っていた(確か)と思うけれど、原作を知っている側からすれば「そういうのは求めてないわい」という一言に尽きる。
個人的にこういう実写化作品は、「原作を完全に再現できてないから駄作」という考え方ではなく、「原作をどう上手く調理してくるか」を重視したいんですけど、どういうわけかお前のアイデアで旨いパスタをつくってくれといったら蕎麦が出てきた挙句に「蕎麦の方が俺は旨いと思う。だから蕎麦を作った。」と店主に押し付けられたというかなんというか。どこのビ/ッ/グ/ダ/デ/ィだよ。
結局何が撮りたかったんだ?みたいな。あのロケ地ですら「ここまで行ったんですよ~大変だったわ~」(ミサワ風)という報告にしか見えませんでした。


カメラワークっていうんですか?そういうのがあんまりよくないのか「あれっ?これ素人が撮ったの?」って思うようなシーンもちょいちょいあって「あの大/友監督」という枕詞がなくても完全に拍子抜け。
オダギリジョー演じるギンコは飄々というより、ノロノロな感じ。どことなくデ/ス/ノ/ー/トのLを思わせるような動作。


出だしから、「アッ、ハイ」ってなって突っ込みどころもなく皆真顔。
えーと、あんまりツッコミどころなさすぎて説明のしようがないんですが、全体の感情の上がり下がりを図にするとこんな感じ。


ほぼ平坦。

そう。なんか盛り上がりにかけるんですよ。
感動とかドキドキとかそんなん全然なくて、総評「なんかよくわっかんねえな」みたいな。
あと気になったのが、「説明してほしいところを説明しないくせに、言葉で説明しちゃダメなところを言葉で説明しちゃうところ」。
最初の「柔らかい角」で阿が出て行ったところなんか全然わからん。そこはギンコなんにも言ってくれない。村長が「どうなってるんですか!?」的なこと言ったけど、まさにそれ。そのまま放置。
「筆の海」では淡幽の世話役のたまが「蟲/師は皆体に一匹蟲飼ってるんだよ!!」みたいなこと言ってましたけど、今までそんな描写なかったじゃないですかーーーー!!なのにメタ発言みたいな感じでさらっと言っちゃって、視聴者「ファッ!?」ですけどーーーーー!!

「雨がくる虹が立つ」ではギンコが「だから俺は淡幽に好きだと言えないんだ」とか言い出しちゃうし、「何故それを言ってしまうか」。申し訳程度のあの描写で!!!

あと、虹郎が結構キャラとしては原作より格上げされてたのはまあ構わん。けれど、淡幽が言うセリフをもって言った瞬間に「お前が言うんかい」と思いました。マジで。

……せっかくの「映像」という表現の手段を用いているのに、それが上手く使えていない。なんでここセリフで説明しちゃうんだよ!その代わりにこういうシーンいれときゃいいだろう!!というところがあんまりにも多すぎて、すごくモヤモヤしました。漫画だったら台詞ばっかの漫画。なんにも説明できてねえよっていわれて、投稿作品だったらばっちり減点対象だよコレ。説明しなさすぎ、説明しすぎ。スーパー極端。


そんな基礎的な部分でまさか素人が有名監督にツッコミを入れたくなる日が来るとは思ってもいませんでした。


ええ、そろそろみなさん、気になってきてるでしょう。
私の先ほどの図の「感情の高ぶった」箇所。
まず40分くらい。今作の中で最高潮の感情に達したのは、淡幽の初登場シーン。

蒼/井/優の和服が絶品です。

皆真顔で見ていたのに、蒼/井/優が出てきたときに「おお……」と感嘆の声が漏れるレベル。
様々なレビューを見ると大/友監督を死罪だとか、島流しだとか言ってますけど、少しでもこの蒼/井/優にそそられたらそれを勘弁してやって欲しいと思います。私は蒼/井/優が出てきた瞬間にもう「今までのことすべて許す」みたいな菩薩顔してました。許す。
もうちょっと褒めておくと、「筆の海」の文字が這うシーンとか、とにかく蟲の表現は良いんですよ。これ。後半の虹蛇の映像も良かった。
ただ、それを糧に、原作好きな人にドヤ顔で「お前の2時間をこの作品の為に貸してくれ」とは言いにくいですが。


漫画の登場人物の実写はその作品に忠実であろうとすればするほど何かを見失った感じに仕上がるのが大概なので、私としては「忠実に再現できていればスゴイと思うけど、その辺は崩してもいいんじゃない?」派ですが、蒼/井/優の淡幽は良いアレンジだったと思います。短髪ですらなかったけど、あれは有りな淡幽だった……。


しかし、そこは上手く崩したのに、どうして江/角/マ/キ/コのぬいは忠実に再現させようとした。(真顔)
声にしろなんにしろめっちゃくちゃ無理してる感じがしました。そここそもうちょっと設定いじってあげればよかったじゃないか……なんでわざと低い声でしゃべらせたのか……フツウのトーンでも十分じゃないのか……おかげでセリフがかなり聞き取りにくい。


もう一個の微妙な感情の起伏ですが、コレは……
オ/ダ/ギ/リ/ジ/ョ/ーの入浴シーンです。
淡幽がもう出てこないと察して、EDまで何でもたせりゃ良いんだと萎えていたんですけど、温泉のシーンで「仕方ねえ、オ/ダ/ギ/リ/ジ/ョ/ーの乳首でも見て無理やりテンションあげるかな……」という黒い感情の起伏です。
しかし、肝心の入浴シーン。






乳首もダメだったーーーーーー!!!!!

事務所的にNGなの?なんなんだよwwwもうこんなんなら温泉のシーン何かいれんなよwwwと変なベクトルにやさぐれてきた私の横でジャッカルが一言「乳首ギリギリジョー」とか言ったので許さない。絶対にだ。

まあ、結局、乳首も拝めないままEDをぼんやり眺めました。
投げやりなEDで「でっていう?」と思わず言いたくなるような。ええ。


原作ファンの人にはおススメしないけど、和服の蒼/井/優みたさに観ようとしてるのならおススメします。
むしろ、200円で蒼/井/優の和服を見られたということには感謝すべきかもしれない。安いもんよお!!


誰かに「オ/ダ/ギ/リ/ジ/ョ/ーの蟲師どう?」みたいなこと聞かれたら、笑顔で「おもしろくないけど、蒼/井/優の和服拝みたいなら観な?」っていうと思います まる
これ見るんならアニメ見た方がいいです。
4月から「蟲/師」アニメ2期絶賛放映中!!!よろしく!!超よろしく!!!(大いなるステマ)


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